第3回 臨床に役立つ治療技術集会in川崎市 2019年5月19日

 

臨床家のための運動器研究会主催、治療技術集会というものに参加してきました。

 

なんと参加費は1000円!

 

一般治療技術集会の発表に加えて、特別講演では「関東労災病院 今屋健先生」と「コンディション・ラボ 園部俊晴先生」の講演を聞くことが出来ました。

 

得られた学びや気付きを書いていきます!

 

今屋健先生のお話

「スポーツ選手の膝関節疾患を診るうえでの私の工夫」と題してお話して頂きました。

 

関東労災病院は、スポーツに特化したスポーツ整形外科であるようです。

 

代表的な一般整形外科疾患・スポーツ整形外科疾患の違い、メディカルリハ~アスリートリハのお話、レントゲンを診る際のポイント(腓骨を隠してもどちらの膝が分かるか特徴を捉えておく)、ヒールスライドのポイントや、膝関節において疼痛の出やすい軟部組織など、貴重なお話を聞くことが出来ました。

 

印象的であったのは、今屋先生が実践されている患者さんとの信頼関係の築き方のお話でした。

 

具体的にいうと、

「治療後に明らかに良くなったことを自覚させる。結果を出す」

「膝曲がらない人⇒曲げれるようになる(屈曲角度の増大)」

「予後の話をする(経験則を基に。Drの説明との相違や患者に混乱をさせないように)」

 

予後の話、炎症の程度から推測する晴れが引ける期間の説明、どれくらいで杖歩行→独歩の獲得など、経験則をもとに予後予測を説明することで信頼を獲得したお話を聞けました。

 

個人的に、ヒールスライドのお話、膝関節屈曲角度獲得に向けた患者さんの動画など凄くためになりました。

 

大事な事は、“膝関節屈曲時の脛骨内旋の獲得”であり、以下に下腿の外旋が膝関節屈曲に影響しているかのお話を聞け、動画では膝関節初期屈曲時から下腿外旋の症例を見せて頂き、膝関節屈曲90°までしか曲がらなかった、下腿の内旋の獲得により膝関節の屈曲角度が向上したお話など聞きました。

 

下腿の外旋症例は臨床で多いなと思ってましたが、極端にひどい人、スクリューホームムーブメントの破綻例を見せてもらうことにより下腿の内旋の重要性を再確認できました。

 

もう一点、臨床で多い痛みの出やすい膝の軟部組織、場所を3つ教えて頂きました。

 

「膝蓋下脂肪帯」「後外側の軟部組織」「後内側の軟部組織」の3つです。

 

これらの部位にダイレクトモビライゼーションを行うことで、疼痛軽減やROMの拡大、筋収縮の改善が多く期待できる、とのこと。

 

今屋先生は本も出されているようで、今度購入してみます。

 

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園部先生のお話

 

「関節ごとに我々が知っておかなければならない治療概念」

四足から二足に進化したことで、からだの負担が生まれている

 

 

と題してお話して頂けました。

 

園部先生のお話を聞くのは初めてでしたが、めちゃくちゃ面白いですね!

 

人類の進化の過程で、四足歩行から二足歩行に変わったこと、そしてその関節の構造から、現代人の身体はいまだ、進化の過程で未熟な段階である、との園部論を聴けました。

 

大胸筋は付着部がなぜ捻じれているのか?

 

股関節の構造はなぜ接触面積でみると不適合な構造をしているのか?

 

それは、「四つ足歩行で適した構造である」とのこと。

 

「教科書的な人の正常は、平均値での正常、しかし異常である」が印象的でした。

 

な、なるほど~!!

 

サルとヒトの構造の違いのお話も面白かったです。

 

サルとヒトの違い、脊柱の構造で考えると、

 

サル:腰椎可動性↓ 胸椎主体の可動性↑

ヒト:腰椎可動性↑ 胸椎可動性↓

 

上記より、重心補正の違いも、動画で見せてもらえることが出来ました。

 

YouTubeでお猿さんの重心補正動画を探してみましたが見つからず。泣

 

言葉で説明すると、

 

サルの重心補正時の体幹は胸郭~肩甲帯での重心補正

ヒトの重心補正時の体幹は腰椎~股関節での重心補正

 

とイメージできる動画でした。

 

おわりに

1000円で、講演も聞くことができ、期待値以上の技術集会でした!

 

また参加したいです。

 

文章だけでは伝えきれませんが、また研修に参加した際にはブログ書きます!