人生うまくいく人の感情リセット術by樺沢紫苑 を読んで③

世の中の「悩みの9割」は、本書で解決します。(中略)これまで累計5000件以上の悩み相談をいただきました。すでに3000件以上の悩みに解決してきましたが、興味深いことに、世の中の悩みには「共通点がある」のです。それは、世の中の悩みの9割は、「ネガティブな感情」が原因―だということ。 P3引用

 

悩みの9割がネガティブな感情が原因である、ということはネガティブな感情をリセットできる術を学ぶことで、悩みの9割は解決できるということですね。

 

本書を読んで、悩みに対する「感情リセット」について様々な方法が書かれています。

 

読んでほしい人

・人間関係での悩みを抱えている人

・嫌な相手に対する対応方法を知りたい人

 

前回の記事はこちら

人生うまくいく人の感情リセット術by樺沢紫苑 を読んで②

 

 

 

 

人間関係での感情リセット術

うつ病の原因として挙げられることが多いのが、「職場のストレス」です。ただ、単純に「職場のストレス」といっても非常に漠然としています。毎日の残業や休日出勤など、過重労働も「職場のストレス」と言えます。実は、ある調査によると「職場のストレス」の90%は「職場の人間関係のストレス」であるという結果が出ています。

感情リセット術 P106引用

仕事の悩みの大元は、人間関係であるようです。私も納得です。

 

仕事の内容、量や質よりも、職場の同僚との関係性が良くなくては続きません。

 

以前、私が勤めていた病院でも、理学療法士の仕事は好きでも、部署異動で合わない上司のところに異動になって、やめた人が何人もいました。

 

逆を言えば、仕事内容の量や質が満足いかないものであっても、人間関係が良ければ続ける可能性は高い、といえますね。

 

前回の記事で紹介した、「過去と他人は変えられない(感情リセット術P74)」という言葉がありますが、多くの人が抱える人間関係の悩みは、「相手を変えることにエネルギーを注いでいる」ことがほとんどだそうです。

 

確かに、身内の愚痴や職場の愚痴を聞く際に、「上司の〇〇がムカつく」とか「〇〇って空気読めないよな」とか、「うちの旦那がー」など、すべての言葉の後に嫌なところを変えてほしいが続きます。

 

ここで、相手が変わらない、という原則を知ったうえで何ができるか。

 

相手を肯定する

「お前の考えは完全に間違っている!」「こんなことサルでもできる!」「お前は人間のクズだ!」―これらはすべて、「人格否定」の言葉です。こんなことを言われて「はい、わかりました」と言う人はいません。日本の会社では「人格否定」が行われている現状があります。ですが、「仕事ができない=人間性がダメ」なわけではありません。(中略)相手の欠点や、(あなたが思う)ダメな人間性をいったん認める。それによって、はじめて人間関係を良好にするスタートラインに立つことができます。

感情リセット術P112引用

 

相手にダメ出しを多くする人は、相手を肯定することから始める、でないと相手との心理関係をフラットにすることはできないと言います。

 

相手を肯定することは、相手の良いところを探す、相手の良い部分をみるように接するなどでしょうか。

 

ただ、私も苦戦中ですが、嫌な相手と関わる時、過去の嫌な部分が思い出され、肯定しようと思っても、「嫌な印象・嫌な奴」というフィルターで見てしまうので、中々肯定できずにいます。

 

ただ、解決策としては「相手のいい部分を見る」「相手の良いところを探す」ことが、肯定できることにつながると思っています。

 

もちろん、いきなりは無理ですが少しづつ少しづつ肯定を意識することで良いところをみる癖がついていきます。

 

脳のエラーを信じない!

人間は、人を「好き」か「嫌い」かで、判断しがちです。(中略)人間の、「快」「不快」は、「扁桃体」で判断されます。かなり本能的に、瞬間的に判断されるのです。人の好き嫌いに限らず、身の回りで起きる、すべての出来事について、脳は「快」「不快」を瞬時に判断していきます。「快」と判断した刺激に対しては「接近」、「不快」と判断した刺激には「回避」の反応をとらせるのです。感情リセット術P118~119引用

 

例えば、美味しいものを食べて「快」となり、また食べたいという気持ち、そして不味いものを食べて「不快」となり、もう食べたくないという気持ち、これを「ラベリング」といいます。ラベリングとは、英語で「ラベル(レーベル)を張ること」を指し、相手にその印象のレッテルを張ることです。

 

このラベリングは、はじめての反応(第一印象)によって、ほとんど決定されるそうです。

 

この第一印象で決まる反応、扁桃体で本能的に「快」「不快」を判断することは非常に原始的な生体防御システムであるようです。生物が生存確率を高めるための、きわめて重要なシステムであり、この「不快」を感じた際に、不快を避けて行動することが本能的にあるようです。

 

そのため、相手と関わる際には「第一印象が大事」であり、自分が「不快」な印象を本能的に抱く相手に会った際は、脳のシステムの影響だと考え、相手を知ろうと努める、など本能を利用して関わることが大事なのかなと思います。

 

先ほどの「肯定する」にもつながりますが、不快感を持った相手には、自分の脳のエラーが起きていると判断し、相手を知ろうとする・良いところを探すように努めることが、人間関係を構築するには大事であると思います。

 

返報性の法則

人は他人から親切にされると、何かその人にお返しをしないと気が済まない感情に支配されます。これを「好意の返報性」と言います。金銭・物品など物理的なものをもらうだけでなく、「ほめる」「好意を持つ」などのプラスの感情に対しても、それをお返ししたくなります。(中略)また、この「返報性の法則」は、「好意」だけでなく「悪意」に関しても、成立します。つまり、あなたが人に悪意を持ったり、人を嫌ったりすれば、相手もあなたに対して悪意を返してきます。

 

この「返報性の法則」、面白いですね。

 

ただ、「好意」を持って接しても相手も必ず「好意」でかえってくるとは限らないですね。

 

どちらかというと、「悪意」での接し方は凄く相手に伝わると思っています。

 

言葉に出さずとも、相手に抱く「不快感」「悪意」は自然と態度にもでます。

 

そういう言葉以上のノンバーバルコミュニケーションで受ける印象は大きいですね。

 

見返りは求めず、良い人間関係を築くためには、「好意」をもって接する、giveの精神ですね。

 

「あいさつ」「雑談」「聞く態度」で人生に差がつく!

①笑顔で挨拶する

「人に好感を持たれたければ、誰に対してもあいさつすることだ。あいさつほど、簡単で容易いコミュニケーション方法はない」(実業家・作家 デールカーネギー)

 

コミュニケーションのスタートラインは、あいさつです。きちんとあいさつする、小学校ではできていた大きな声であいさつする、は大人で出来ている人はほとんどいないですよね。

 

職場でも、気難しい上司にあいさつして返されない経験は何度もあります。会釈だけとかもありますよね。

 

先ほどの返報性の法則でもありましたが、あいさつする、そしてできれば笑顔で挨拶することが相手に「関心」や「好意」を表すコミュニケーションの入り口になります。

 

②雑談する

雑談のポイントは、「共通点」を見つけ出すことであり、相手と自分の「好きな事」「好きなもの」「共通点」を見つけ出すことであります。

 

人は、些細なことでも共通点があれば親密度は高くなるそうです。

 

出身地や趣味、好きな映画やスポーツ球団、…etc

 

自分の「好きな事」「好きなもの」について話すときは、「楽しい」時です。その「楽しい」を共有できる「共通項」を見つける雑談が、相手の「嫌い」の感情をリセットするようです。

 

③聞く

人間は、自分の嫌いな人に対して、「聞く耳を持たない」傾向があります。対面して話を聞いているつもりでも、右から左に抜けてしまうようなことが起きるのです。

感情リセット術P139引用

 

「好意」が前提にあると、相手の話に自然と耳を向けます。

 

逆も然りということですね。

 

「聞く耳を持たない」相手に対しても、まず自分が相手の声に、言葉に耳を傾けるようにすることがポイントであるようです。

 

人は、話を聞いてもらうことによって「承認欲求」が満たされるそうです。自分の話をしっかり聞いてくれる相手には好意を抱きます。

 

著者の樺沢先生は、「話す」と「聞く」の割合は2:8くらいにするのがおすすめ、と言ってます。会話では、相手が大部分を話し、自分は相槌を打ち、時折コメントをはさむようにすること、大部分を聴くような態度で接することが、人間関係で抱く感情リセットに役立ちます。

 

今回、人間関係についての感情リセットについて書きました。

 

実践しやすい内容です。アウトプットせねば。

書評

Posted by YK