脳を最適化すれば能力は2倍になるby樺沢紫苑を読んで④ アドレナリン

2018年12月9日

 

脳内物質には、重要な7つのホルモンがあり、それぞれのホルモンはエヴァンゲリオンのキャラクターで当てはめて覚えることができる、そしてそれぞれのホルモンには効果がそれぞれあり、偏って分泌されていると病気や依存症になる可能性があり、バランスが大事であると書きました。

 

その中でも、前回はノルアドリンについて書きました!

 

前回の記事:脳を最適化すれば能力は2倍になるby樺沢紫苑を読んで③ ノルアドレナリンについて: http://harajinjapt.info/2018/12/03/post-335/

 

本日は、重要な7つの脳内物質の1つ、アドレナリンについて書いていきます。

 

 

 

「怒り」と「興奮」を味方に変える アドレナリン仕事術

日本人にはおなじみのメジャー脳内物質

アドレナリンは恐怖や不安を感じた時に、交感神経からの指令を受けて副腎髄質から分泌され、「闘争」や「逃走」を助けるホルモンです。アドレナリンが血中に放出されると、心拍数や血圧が高まり、筋肉に血液が行き渡ります。また、血統を高め、瞳孔を開き、覚醒度を上げ、注意・集中力を高め、身体と脳を「臨闘状態」にします。ここまで読むと、全勝でご紹介した「ノルアドレナリン」と似ていると思われるでしょう。アドレナリンとノルアドレナリン。名前もよく似ています。どちらも恐怖や危険を回避するための「逃走ホルモン」です。

 

ノルアドレナリンと似てるみたいですね!確かに、「闘争」や「逃走」と聞くと、ノルアドレナリンの印象が強いです!

 

違いとしては、

「主に脳と神経系を中心に活躍するのがノルアドレナリン」であり、

「脳以外の身体の各臓器、特に心臓や筋肉を中心に影響を及ぼすのがアドレナリン」といった違いがあるようです。

 

そして、「ノルアドレナリンは副腎以外に交感神経末端からも分泌される」のに対し、

「アドレナリンは副腎からしか分泌されない」といった違いもあるようです。

 

ノルアドレナリンとアドレナリンの受容体は脳内にも全身にも存在するようです。割足で言うと、「脳への分布が多いのがノルアドレナリン」、「全身の臓器に分布し、特に心筋や平滑筋などの筋肉に多いのが、アドレナリン」といった違いもあるようです。

 

 

アドレナリンを出して、身体能力をアップ!

ハンマー投げの室伏選手はハンマーを投げる直前に大きな声を出すのはなぜか??

 

声を出すアスリートは多いですよね。

 

大きな声を出すことで、脳に刺激が与えられ、アドレナリンが分泌されるそうです。

 

これを、「シャウティング効果」というそうです。

 

精神論で、大きな声を出すことや試合前に盛り上げる、というのも脳内物質でみると意味があるようですね。

 

アドレナリンの効果は、大まかにいえば2つです。

・身体機能や筋力などを一時的にアップさせる「体に対する効果」

・集中力や判断力を高める「脳に対する効果」

 

火事場の馬鹿力という言葉がありますが、これもアドレナリンが分泌し、「体に対する効果」により、普段の力以上の力が発揮できるといいます。

 

大きな声を出す以外に、ピンチの時にも分泌されるようです。「ピンチはチャンス」と言葉があるように、「ピンチ」と感じた瞬間に「不安」や「恐怖」を感じ、アドレナリンやノルアドレナリンが分泌されるようです

 

さらに、「怒り」によっても分泌されるようで、格闘技の選手などが試合前に相手を威嚇したり、怒りをあらわにするようなことは、一つにアドレナリンを分泌させ戦闘態勢を作っているという見方もあるようです。

 

そのため、アドレナリンを意識的に分泌させようとすれば、

「シャウティング効果(大きな声を出す)」

「不安や恐怖を感じる」

「怒りを感じる」

の3つがあるようですね。戦闘態勢に入るような状態をイメージすると覚えやすそうですね。

 

ただ、アドレナリンが過剰分泌されると、緊張によって血圧が上がり過ぎて筋肉に力が入り過ぎてこわばってパフォーマンスが落ちたり、「頭が真っ白」になってしまうのも、アドレナリンの過剰分泌が原因のようです。

 

アドレナリンが適量分泌されると、筋力と集中力がアップして、自分の実力以上のパフォーマンス、結果を出すことができるようです。

 

アドレナリンのオン/オフを身に着けよう!

自分がどんな生き方をするのかは個人の自由です。ただ、過激にアドレナリンを出し続けるような生活を続けていくと、いずれ病気になります。いきなり心筋梗塞や脳卒中で倒れて、そのまま亡くなる方までいます。仕事の場で戦い続けるアドレナリン・ジャンキー的生活は、非常に危険です。今は充実していたとしても、心臓疾患、脳卒中、糖尿病、癌などの身体の病気だけでなく、うつ病などの心の原因にもなりかねないのです。その理由は、アドレナリンが「ストレスホルモン」でもあるからです。

 

アドレナリンはストレスホルモンであるようです。ストレスに反応して、速やかに分泌されるようで、考えてみると「戦闘態勢」に入って分泌されるホルモンということは、恒常性(ホメオスタシス)が阻害される事態なので、そうですよね。

 

図P147を参考に作成

 

 

 

アドレナリンやコルチゾールは、誰でも毎日分泌されています。そして、早朝から日中にかけて高くなり、夜間には低くなる規則性があるそうです。規則性のある体内のリズムを「サーカディアン・リズム(既日リズム)」といいます。

日中の生活自体がすべてストレスで、それに対応するためにアドレナリンやコルチゾールが毎日分泌されている、これは生理的な反応で悪いことではないようです。

 

しかし、夜間に低くなるはずのストレスホルモンが夜間にも分泌されることで身体に悪影響が出ます。コルチゾールは、「免疫抑制作用」があり、他院内の免疫の活動を低下させ、感染への防御力が弱くなり、感染症にかかりやすく、リンパ球の働きも抑えることから、癌に対する免疫も弱まり癌になりやすくもなるといいます。

 

さらに、コルチゾールは血糖値を下げる効果のある「インスリン」の作用も抑制するそうで、そうすると肥満の原因となり、糖尿病にかかりやすくなるそうです。

 

つまり、夜間にもストレスホルモン「コルチゾール」「アドレナリン」が過剰分泌されていると、「免疫抑制作用により、身体の防御反応が弱まることで病気や感染症にかかりやすくなる」のと「インスリンの効果を抑制し、血糖値が上昇、糖尿病や肥満になる可能性がある」とが起こり、良いことが全くないですね。

 

夜間にもストレス反応が続いてしまうような生活習慣や、仕事をバリバリ頑張りすぎるのは、ストレスホルモンの影響を考えると、改めた方が良いようですね。

 

著者は、病気になる人について、次のように言われています。

いわゆる「仕事人間」は、2つのタイプに分かれます。

1つは、バリバリと猛烈に仕事をこなし、仕事で大きな成功を手にし、長生きする人。もう1つは、仕事人間で頑張り屋さんだったのに、正に働き盛りの40~50代で突然、心筋梗塞や癌などの大きな病気になってしまう人。

2つのタイプの仕事人間の違い、天国と地獄の境目はどこにあるのでしょうか?

 

「病気になった人は、運が悪いんだ」

そのように思われるかもしれませんが、決して「運」だけではありません。

ほとんどの病気、特に成人病にかかる方は、病気になってもおかしくない生活習慣をしています。過労。緊張の連続。休息不足。睡眠不足。運動不足。偏った食事など。身体によくない無理の多い生活習慣です。

 

やはり、病気は日々の生活習慣の乱れから起こり、生活習慣を律することの重要性が書かれています。

 

「病気は天から降ってくるものではない」と聞いたことがありますが、成人病の多くは、習慣の乱れから、知らず知らずのうちに徐々に体への負担を高めることで起こるようですね。

 

ストレスホルモンを避けるためにも、夜間はオフにする習慣を持った方が良さそうですね。

 

アドレナリンをオフにする「7つの習慣」

①興奮系娯楽はほどほどに

スリルや興奮により心拍数や血圧が上がる状態、心臓がどきどきする状態は、ホラー映画やアクション映画を見る際にも分泌されるようです。夜間帯に、どきどきする映画は先た方が良さそうですね。

 

私は以前、レイトショーで「レッドスパロー」という、刺激的な映画を見たことがあり、終了時刻が0時だったのですが、その日の夜は寝つきが悪く、お酒の力を借りて寝たのは3時くらいでした。(笑)寝る前の興奮は控えておいた方が良さそうですね。

 

②風呂、シャワーは温度に注意する

40度を超える熱い風呂では交感神経優位、40度未満のぬるい風呂だと副交感神経優位になるそうです。40度以上の熱い風呂に入る習慣のある人は、寝る前に入らずに入眠予定の2時間前までに入るのが良さそうです。

 

③入眠前に激しい運動をしない

夜10時以降に、スポーツジムや、その他自宅での激しい運動は、交感神経を優位にしてしまい、寝つきを悪くしてしまうようです。

激しい運動も、入眠予定の2時間前までには終わらせておくべきとのことです。

入眠前の運動の種類としては 、ストレッチやヨガのような呼吸を朝瀬田、ゆっくりとした軽い運動がおすすめです。

 

④遅くまで残業しない

遅くまで会社に残ると、帰ってお風呂に入って寝る、といった時間の使い方になる人が大野ではないでしょうか。

そうすると、入眠予定の2~3時間前まで仕事をしていたことにより、、交感神経優位な状態となり、リラックスの副交感神経への切り替えを妨げ、睡眠の質も悪くしてしまうようです。遅くまでの残業は避け、遅くなっても交感神経を副交感神経へ切り替える工夫が必要なようですね。

 

⑤ゆるい時間を持つ

何もしない、ぼーっとした状態、「何もしない状態」がアドレナリンをオフにするためには非常にいいようです。

よく、何もしないでテレビをつけてだらだら見るのは良くないようです。なぜなら、人の情報入力の90%は視覚情報であり、受動的とはいえテレビを見る状態は、膨大な視覚情報の処理に忙殺されて1日疲れた脳を、家に帰ってまでテレビを見て、さらに疲れさせることになるため、本当に「ぼーっとした状態」にするのが良いそうです。

 

⑥家族や仲間と過ごす(コミュニケーションによる癒し)

気心の知れた友人と打ち解けた時間を過ごす、豊かな人間関係が、私たちを興奮と緊張から解放してくれます。ただ、注意点としては、仕事仲間と仕事の話をすることで「ストレス」を感じたり、上司や気に入らない相手への愚痴で「怒り」を感じると、アドレナリンが分泌され、せっかくの夜の過ごし方が、ストレスホルモンの分泌の促進になってしまう場合があるようです。

 

そのため、気心の知れた友人、または仕事の同僚と行く時も、なるためストレスや怒りを助長しないように、楽しむことが良さそうです。

 

⑦休息を意識する

休日を意識しない生活は、結果として体を壊したり、うつ病になります。日本人の自殺率が先進国最大なのも、休息よりも仕事を重視する価値観が、当たり前になっているからだと私は考えます。

仕事はメリハリが大事、オン/オフを切り替えて、病気になる前に生活を改め、夜間はリフレッシュ、がポイントでしょうか。

 

 

脳内物質ホルモン、「アドレナリン」について書きました。

興奮物質は、上手く利用すれば脳や体に、集中力や大きな力の発揮に影響しますが、過剰分泌させる、特に低下するはずの夜間に過剰分泌させる生活は避けた方が良いことが分かりました。

 

今日も学びをありがとう。