脳を最適化すれば能力は2倍になるby樺沢紫苑を読んで

2018年12月3日

著者の樺沢紫苑先生の経歴は、

①精神科医として長年現場で患者さんと向き合ってきた

②15年ほど脳科学研究にたずさわり、米国シカゴのイリノイ大学に3年留学し、セロトニンやドーパミン、さらにはGABA(γ-アミノ酸)などの脳内物質が、うつ病や自殺者の脳でどのように変化しているか、たくさんの論文や本を読み勉強

③精神科医や研究者の経験から、一般の人に分かりやすく情報発信

 

など行っている、凄い先生です。著書の内容は、一般の方にも、私のような医療従事者にもとてもためになる内容盛りだくさんです。

 

「脳を最適化すれば能力は2倍になる」の著書を読み、実践したいポイントや気付いた点など書いていきます。

 

脳の機能を十二分に引き出せばあなたの仕事は変わる

意外と知られていない「脳内物質の基礎知識」、7つの脳内物質の覚え方

人間の脳の中には、数百億個もの神経細胞が存在し、それらは相互に複雑なネットワークを形成しています。

この脳の神経系は電気の配線の様に、すべてつながった状態のイメージが持たれがちですが、実際はそうではありません。神経細胞と神経細胞の接合部分には「シナプス」と呼ばれるわずかな隙間があります。

シナプス前膜からは「神経伝達物質」が分泌されており、シナプス後膜にはその神経伝達物質を受け取る「受容体」があります。つまり、神経伝達物質が受容体と結合することで、刺激が伝達されるのです。

(中略)どの脳内物質を、どのように分泌されるかで、神経のネットワークのつながり方が変わってきます。それだけに、脳内物質についての知識を深め、それぞれの役割を知ることで、あなたの感情やモチベーションも変わってくるわけです。

脳内物質は非常に多く、50以上も存在します。その中でも脳の重要な役割を担っており、非常に研究も進んでいる代表的な脳内物質を、本書では取り上げています。

 

脳内物質、50以上も存在しているとは驚きですね。その中で、他の著書の中でもたびたび紹介される、7つの脳内物質が重要であると記述されています。

①ドーパミン

②ノルアドレナリン

③アドレナリン

④セロトニン

⑤メラトニン

⑥アセチルコリン

⑦エンドルフィン

 

50以上が、7つに整理されてるのはありがたいですね。7つであれば、頭文字をとって語呂合わせなどもできそうですね。誰か考えてくれないかな?(笑)

 

著者の中で、樺沢先生は、一般の人がそれぞれの脳内物質をイメージしやすいように、なんとエヴァンゲリオンのキャラクターにそれぞれ当てはめてくれています!

 

①ドーパミン   :アスカラングレー

②ノルアドレナリン:碇シンジ

③アドレナリン  :葛城ミサト

④セロトニン   :綾波レイ

⑤メラトニン   :鈴原トウジ

⑥アセチルコリン :赤木リツコ

⑦エンドルフィン :渚カヲル

 

す、すごい。

 

何か、脳内物質に親近感わいてきますね!(笑)

 

それぞれの脳内物質、それぞれのキャラクターに比喩して分かりやすく説明してくれています。

 

①ドーパミン   :アスカラングレー

ドーパミンはモチベーションの源。ドーパミンはより高い目標、より困難な目標を立てると分泌されます。

いつもモチベーションが高く、困難な状況でもがぜんやる気をみせるアスカが比喩の対象です。分かりやすい!

②ノルアドレナリン:碇シンジ

ノルアドレナリンは「闘争と逃走のホルモン」と呼ばれ、戦うか・逃げるか、そうした選択と行動が必要な危機的な状況で分泌されるそうです。

「逃げちゃだめだ」の時、シンジ君はノルアドレナリンが分泌されているんですね!

③アドレナリン  :葛城ミサト

アドレナリンは「闘争ホルモン」であり、戦いに直面した時、実際に闘っている最中に分泌されるそうです。大胆かつ攻撃的な作戦を立て、指揮を行うミサトさん、アドレナリンが出ている状態です。

シンジ君にも、戦っているときは分泌されるでしょうから、シンジ君はノルアドレナリンとアドレナリンのセットですね!

④セロトニン   :綾波レイ

セロトニンは、激しい情動をコントロールし、心に冷静と落ち着きをもたらす効果があるそうです。セロトニンがほどよく分泌されていると僧侶が座禅をしているときのように心が静かな状態にあるそうです。綾波レイ、確かに悟りを開いてるような、穏やかな状態がイメージできるのでぴったりですね!

⑤メラトニン   :鈴原トウジ

メラトニンは「睡眠物質」であり、濃度が高まると眠気が起こり、スムーズに睡眠へと至ります。鈴原トウジは、よく授業中に居眠りをしているそうです。こじつけ感がありますが、メラトニンは鈴原トウジだそうです。

⑥アセチルコリン :赤木リツコ

アセチルコリンは「発想力」と「集中力」を担うそうです。また、全身の臓器をクールダウンする「副交感神経」の伝達物質であるそうす。リツコの独自の分析や奇抜なアイデアを提案する発想力と、冷静に仕事をこなす集中力の状態をイメージするといいようです。

⑦エンドルフィン :渚カヲル

僧侶が荒行の末、悟りの境地に達したときに分泌されるのが「エンドルフィン」だそうです。

圧倒的、超越的な強さと自信にあふれている状態(荒行後の僧侶)が、カヲル君に当てはまるようです。

 

それぞれものすごくイメージしやすいですね!

「今日は、勉強会(会社でプレゼン)で発表しないといけない」と思ったときは、逃げちゃダメだモードの時はノルアドレナリン、「やってやるぞ!」の時はアドレナリン、「目標に向けて頑張るぞ!」の時はドーパミン、などでしょうか。

何だか、エヴァンゲリオンだけでなく、他の好きなアニメや漫画のキャラクターにも当てはめて、オリジナルの覚え方もできそうですね!

 

P26を参考に作成

 

 

重要なのはバランス

これら脳内物質は「バランス」が重要です。例えば、ドーパミンとノルアドレナリンとセロトニンは、脳の主要な機能を担っています。ドーパミンは「快」を求め、ノルアドレナリンは「不快」を避け、セロトニンはそれらを調整しているのです。

セロトニンは、ドーパミンが出過ぎたときに抑制的に働きます。また、ノルアドレナリンの分泌もコントロールします。セロトニンは、ドーパミンやノルアドレナリンのバランスを調整する「支点」のような役割を担っているわけです。

ドーパミンサイクルが回転しすぎて、制御不能な状態になれば「依存症」です。アルコール依存症や覚醒剤依存症が有名ですね。最近はギャンブル依存症や買い物依存症なども知られるようになりました。

ドーパミンが過剰に分泌されると、幻覚が出てきます。「統合失調症」がそういう状態です。ドーパミンがモチベーションの源になるからといって、たくさん分泌しすぎると、かえって悪影響が出るわけです。

逆に、ドーパミンが生成できず、不足した状態は「パーキンソン病」です。運動機能に障害が表れ、「手が震える」「うまく歩けない」といった症状が出てきます。特定の脳内物質の過剰、あるいは不足は、病気の原因となります。

 

脳内物質は、バランスが大事なんですね。精神疾患に影響し、そして理学療法士では関わることがあるであろう「パーキンソン病」がドーパミンが不足した状態、疾患をイメージすると、脳内物質の役割がすごく重要であることが分かります。

これは知っておけば精神疾患の予防にもなり、ビジネスマンとしてパフォーマンスアップにも影響し、重要なことですね。

 

バランスが大事というのは、脳内物質も仕事と休暇も、遊びも人間関係も、様々なことが一致しますね。

 

それぞれの脳内物質(7つ)を、バランスよく分泌させることが大事であり、場面によってはどれかが優位な時もあるかもしれませんが、普段の生活でどれかが過剰になり過ぎないように、不足しすぎないことが重要であるようです。

 

P28を参考に作成

 

 

今日も学びをありがとう。